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白い背中と君の藍
第5章 ローズピンク◇混ざり合う
蕾が唇の間に挟み込まれて、小さく吸い込まれる。

チュッチュッ――――柔らかいの果肉でも啄むみたいに、膨らみが唇に包まれた。

今までより激しい刺激に、電流に撃たれたみたいに身体が跳ねてしまう。

「あぁっ!  ひゃっ!  あぁぁぁ……」

下腹部が凄く熱い。

鼻の奥まで痺れて、頭が回る。

「鳥羽さん!  待って……あぁ……ダメェ……」

何とも言い難い感覚に果肉から唇を離そうとしたが、鳥羽さんは更に強く吸い付いてきて足の指先まで震えた。

自分の身体じゃなくなりそう。

勝手に四肢が踊り出す。

「きゃぁぁぁ!  いやぁぁぁ!!  ひゃぁん!」

見えないモノにでも襲われているみたいにありったけ叫んでも、鳥羽さんは目を細めたまま冷静に肉芽を吸っていく。

「あぁぁぁぁぁ…………」

気絶でもさせられそうだ。

真っ白な闇の中に突き堕ちていくような感覚に、目から涙が溢れてくる。

「ふぁぁぁ……ふぅぅん……」

何を言っているのか分からないような声が出ると、鳥羽さんの唇はようやく離れた。

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