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白い背中と君の藍
第5章 ローズピンク◇混ざり合う
「はぁ……あぁ……」
鳥羽さんは肩から足を下ろして、呆然と空を見詰めて涙を流す私の上に覆うように覗き込んできた。
「メグ……気持ち良かった?」
唾液なのか溢れた蜜なのか……
鳥羽さんの唇は濡れて光っている。
「分かん……ない……」
無造作に床に投げ出した身体はグッタリとしているけど、宙に浮いている感じもした。
「そっか……クリトリスの皮剥いたから、敏感になったんだよ」
「皮? 剥けるの?」
「うん。男と同じだよ。鏡で見てみる?」
「えっ!い、いいよ!恥ずかしいもん!」
鳥羽さんの突拍子もない発言、一気に現実に戻される。
見られるのも恥ずかしいけど、自分で見るのも恥ずかしい。
思いっきり拒否した筈なのに鳥羽さんは私の身体を起こして、壁に掛けてあるスタンドミラーの方に足を広げさせた。
「や、やだよ鳥羽さん! 止めて」
せめてもの抵抗で顔を背けるけど、鳥羽さんは自分の足に引っ掛けて、鏡にはっきりと花園を映す。
「綺麗だよメグのは……ほら見て。ピンクで薔薇が咲いてるみたいだから」
「薔薇……?」
そんなに綺麗な例えをされると思わず気になってしまい、恐る恐る横目で自分の『形』を確認した。
鳥羽さんは肩から足を下ろして、呆然と空を見詰めて涙を流す私の上に覆うように覗き込んできた。
「メグ……気持ち良かった?」
唾液なのか溢れた蜜なのか……
鳥羽さんの唇は濡れて光っている。
「分かん……ない……」
無造作に床に投げ出した身体はグッタリとしているけど、宙に浮いている感じもした。
「そっか……クリトリスの皮剥いたから、敏感になったんだよ」
「皮? 剥けるの?」
「うん。男と同じだよ。鏡で見てみる?」
「えっ!い、いいよ!恥ずかしいもん!」
鳥羽さんの突拍子もない発言、一気に現実に戻される。
見られるのも恥ずかしいけど、自分で見るのも恥ずかしい。
思いっきり拒否した筈なのに鳥羽さんは私の身体を起こして、壁に掛けてあるスタンドミラーの方に足を広げさせた。
「や、やだよ鳥羽さん! 止めて」
せめてもの抵抗で顔を背けるけど、鳥羽さんは自分の足に引っ掛けて、鏡にはっきりと花園を映す。
「綺麗だよメグのは……ほら見て。ピンクで薔薇が咲いてるみたいだから」
「薔薇……?」
そんなに綺麗な例えをされると思わず気になってしまい、恐る恐る横目で自分の『形』を確認した。