この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
水蜜桃の刻
第13章 その身体
「────!!」
敏感な、突起に触れられた。
ぴりぴりと身体を駆け抜けていくその感覚に思わず背中を反らせる。
「……勃起してる」
そう──さっきまでの抵抗なんて何の意味もなかったみたいに、私の身体はもうこんなにも開いていた。
開かされてしまった……再び、先生の手によって。
「ここ好きだったよね」
あてられた指。
くるくると円を描くようにして捏ねてくる。
「んっ、んんっ……!」
声を我慢しようとしても、鼻から漏れる息は止められない。
なんだか甘ったるいそれが、隠しきれない気持ちよさを先生に伝えてしまう。
「こんなに大きくして……」
「や……!」
指摘された恥ずかしさに、腰を捩る。
でもすぐに戻された。
ぱさっ、と
スカートがまくり上げられ、腰に引っかけられる。
露わになっているであろう下着。
「……こんなやらしいのはいてたんだ」
指摘された恥ずかしさに首を振る。
サイドが紐になっているそのショーツ。
服を選ぶとき、一緒に考えたその下着。
万が一そういうことになったときのために──そんなふうに微かな期待を抱きながら選んだそれ。
先生に少しでも可愛く思ってもらえたらなって。
……まさか、本当にそうなるなんて。
それも、こんな形で。
するりとほどかれた、片側の紐。
それだけでもうそれはその機能を失った。
「────っ……」
なすすべもなく私はドアに両手と額を押しつける。
片側に小さな布を引っかけただけの私の下半身が、そのまま肩幅まで開かされる。