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水蜜桃の刻
第13章 その身体
……先生は意地悪だった。
そう、あのときも、そうで。
そしてそんな言葉にさえ興奮し、さらに高まっていくかのような自分を確かに感じていた10年前────。
「あっ……!」
突然、前に回ってきた先生の指。
「ここは?」
そう言いながら、敏感な下の突起をぐりぐりと捏ね回す。
「ひ……!」
きゅうんと切なくなる下腹部。
は……と先生が熱い息を吐く。
「締まった」
そしてまた、ぐりぐりと。
声もなく仰け反る私を背中から抱きしめるようにして苦しそうに呻く先生。
その最中に、透子、と私の名前を呼ぶ声が聞こえた気がして、え……? と靄のかかったかのような頭の中、その声に応えようとしたとき────。
「……っああっ!」
上体を起こした先生に突き上げられ、一瞬にして意識はそこへと奪われる。
腰を引き上げるようにされ、爪先立ちになった私は容赦なく攻められていく。
気持ちいいところを集中的に擦られ熱くなる身体。
いきそうなあの感覚が、きた。
「っ……や、あっ……っく、いくうっ……」
それは、どんどんと大きくなる。
もう少し。もう少しでいけそうで、先生、先生、とひたすらにそれを望んだ。
そして、それはとうとう。
「あ────……!!」
びくんびくんと身体が跳ね、咥え込んでる先生のものを締めつけるそこが、嬉しがるように何度もいやらしくひくついた。
もう立っているのもやっとだった。