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水蜜桃の刻
第20章 蜜刻

「……もっと」
呟きと共に再び突起に戻された舌先。
あいていた指先が蜜穴を弄くり出す。
入り口を広げるような動きをされる。
「ひ……っく、ふぁ、っや……」
目を閉じ、首を振り、声をあげ──先生の愛撫にただただ私は翻弄され続けた。
何度もいかせられ、もう無理と呟いても、容赦なく攻められる。
やがて、ひ……と、半泣きになってしまった私に気づいた先生が、ようやくそこから唇と指を離した。
解放されても、だらしなく足を広げ身体をひくつかせている私に先生はちらりと視線をくれたあと、そこから一度いなくなる。
でも、気配がなくなった寂しさに、先生……と思わず呟いた私のもとにすぐ戻ってきて、乱れている呼吸を落ち着かせるかのように深く息を吐きながら、猛った自分のものを取り出す。
それを目にした私の胸が……身体の奥が、疼いた。
何度ももういかされたのに、それとは別だと言わんばかりに。
先生は手の中の避妊具を手早く装着し、膝をつく。
私の足を掴み、自分の身体に引き寄せるようにして。
そうして。
「────……っああんっ!!」
一気に貫かれた身体。
一瞬、頭が真っ白になった。
「……何? もういったの……」
そこが痙攣したことで先生は気づいたのか、大きく息を吐くと、早すぎ……と呟いた。

