この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
水蜜桃の刻
第4章 記憶


「……ぅうっ、っあ、や、いや……」


終わらないで。
ずっと終わらないで。
先生、私のなかにずっといて────。


「……なに、泣いてんの……っ……」


いつのまにか、背中に覆い被さるようにしていた先生。
私の耳元で、息を弾ませながら囁いた。


「せん、せっ……すき……好きだよお……っ……」


ふえ……と、またこみ上げてくる。
どうしようもなく泣けてくる。


わかってるから、というその呟きが耳に届いた。
そしてそれに身体を起こす気配が続く。

また、先生が激しく腰を動かし始めた。
私の身体は限界まで高められ、頭が真っ白になっていく。


先生のことも……先生への想いも、もう何も考えられない。


突かれて。
擦られて。


ふわっ、と……快楽の海に投げ出されてしまった私は、ぱくぱくと唇を震わせて


「……いく……っ……」


そう……呟くように口にした直後、おさまった身体の揺さぶり。

深い底に沈んで、溺れていくような快楽に……なにひとつ抵抗などできないまま、ただ静かに目を閉じた────。






/321ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ