この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
呪いのしるしを、君の体に。
第4章 4

“美しいバラには棘がある”


そう、高槻はことりにとってそういう人物に思えた。
ユッコに詳しい事情を話せるはずもなく
「住み込みでハウスキーパーのいいバイト見つかったから、夏休みは遊べないけどごめんね!」と伝えると
ことりの家の事情を察したユッコは、さびしいけど連絡してねと笑顔を見せてくれた。


納得しなかったのは、怜央の方だった。
聞いてないぞ、と散々愚痴られたのだけれども
家庭の事情がかかわってくるのと強めに言うと
「…なら、しょうがないけどさ。帰ってくるときは連絡しろよ」
としぶしぶ承知した。


ことりは、なぜか怜央のその反応にちょっと安心してしまった。
嫌いになったわけでもないのだが
強引すぎる求め方については、少し考えて欲しく思っていた。


そもそも、ことりにとって怜央は初めての相手で
まだ付き合って数ヶ月、処女を失って数ヶ月でもあった。


怜央はことりが初めてなのを知って驚いていたから
最初の数回は優しくっしてくれた。
しかし、回を重ねるごとに強引さが増して
その強引さについていけない気持ちと体があった。
/93ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ