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秘愛  
第5章 この手の中に

腕の中に愛する女を抱え、孝明はゆっくりと呼吸を繰り返した。

自分の胸に頬をよせる遙香からは、
愛らしい息づかいが聞こえてくる。

「遙香さん・・すごくきれいだったよ・・」

顔を覗き込まれた遙香は、恥ずかしそうに目を伏せた。

「篠宮くんだって・・すごいのね・・私・・あなたに
 夢中になりそう・・心も、体も・・・」

普段は聞くことのない甘い声に、
孝明の口元はだらしなくゆるんだ。

「あなたのこと・・離さないからね。
 幸せにできるようにがんばるからね。
 オレに・・ついてきてくれる?」

「・・はい・・」

遙香は笑顔を見せた。
はにかんだその眼からはもう涙は流れなかった。


孝明は、恋を掴むことができた。
同じ失敗を繰り返すことなく愛を手に入れた。

もう心の中から後悔の残骸を吐き出せる。
その仕上げは、遙香をあの場所へ連れていくこと・・

「ねぇ、来週・・いや、明日都合が悪くなきゃ明日でもいい。
 遙香さんを連れていきたいところがあるんだ」
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