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第3章 ☆*:.｡. バレンタインストーリー｡.:*☆

…そうだ！
結衣なら知ってるかも！


「ねぇ、結衣」


「ん？なぁに〜？」


「新がどんなチョコが好きかわかる？」


「食べるチョコならわかるけど…
ビターチョコか、コーヒーガナッシュかな？
コーヒーガナッシュの苦〜いやつ食べてるよ」


んー…やっぱりチョコは苦いのがいいか…
どんなのがいいのかな？
トリュフとか…


「あ、ちなみにお兄ちゃんが一番好きなチョコ屋はね、『⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎』だよ」


それは、日本で一番美味しく、高いチョコ屋だった
到底、私からは届かない存在のチョコ屋である

（流石お金持ち…）

「そこのチョコがいいのかな…」


「私はそうは思わないな
気持ちがこもってれば、いいと思うよ？」