この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
白堊の彼方へ
第1章 その温もり


あの日ずっと繋いだままだった手の温もりが空を見上げると思い出され、ぽっかりと穴が空いた心が少し満たされるような気がするのだ。

「無理して思い出さなくてもいいのよ」

いつも同じことを言う母親に有紗は目を向けた。

「うん。

ありがとう、お母さん」

そう言ってにっこりと笑えば母親は安堵したように微笑み返し部屋を出て行った。

愛想笑いに疲れた有紗は無性に蒼に会いたくなった。

再び空を見ると遠くの方で黒い雲が見えた。

それから暫く蒼に会うことはなかった。

.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+




/20ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ