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白日夢の断片【超短篇集】
第7章 好きになっては、いけない……
出席簿を開くと真っ先に
君の名前が飛び込んでくる
誰かが君の名を呼ぶ声に
背中が反応してしまう
廊下で見掛けて
遠くから見ている時には
その姿をずっと追っているのに
徐々に近付くその距離に
目を合わすことが出来なくなり
すれ違う瞬間
目を逸らしてしまう
授業中
君の座る席の列を歩く速度が
ほんの僅か遅くなる
君を当てる際に
君の名を呼ぶ声が
微かに高くなる
年齢7歳差のカップルなんて
珍しくもない
もし…
他の場所で出会っていたなら
変わっていたのだろうか
好きになっては、いけない……
好きになっては、いけない……
君は、生徒で
僕は、教師
好きになっちゃ……
いけないんだ……
君の名前が飛び込んでくる
誰かが君の名を呼ぶ声に
背中が反応してしまう
廊下で見掛けて
遠くから見ている時には
その姿をずっと追っているのに
徐々に近付くその距離に
目を合わすことが出来なくなり
すれ違う瞬間
目を逸らしてしまう
授業中
君の座る席の列を歩く速度が
ほんの僅か遅くなる
君を当てる際に
君の名を呼ぶ声が
微かに高くなる
年齢7歳差のカップルなんて
珍しくもない
もし…
他の場所で出会っていたなら
変わっていたのだろうか
好きになっては、いけない……
好きになっては、いけない……
君は、生徒で
僕は、教師
好きになっちゃ……
いけないんだ……