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白日夢の断片【超短篇集】
第8章  好きに、なって……?
ねぇ、先生……


もう、認めてよ……





私のこと……

好き、なんでしょ?










知ってるんだよ?










先生が

私の席の横を通る時

いつもよりゆっくり歩くこと


授業中、当てる時に呼ぶ声が

ほんの少し、高くなること



ずっと私のこと

見つめてるくせに……


近付くにつれて

落ち着かなくなって、

ふいに目を逸らしてしまうこと










ねぇ、先生……





いいんだよ?










私のこと、求めても……










私を…


『生徒』じゃなくて『女』として

感じたいんでしょ?










躊躇(ためら)う手を取り


空き教室へと誘う





瞳を覗き込み


唇を寄せる










ほら……


もう、止められない……





口内を凌辱し


繋いでいた手が


制服のボタンを弄り始める……



露わになった乳房にむしゃぶりつき


恍惚した表情で名前を呼ぶ






先生?


ずっと、こうしたかったんでしょ?


もう、我慢しなくていいんだよ?





無骨な指が白い柔肌を伝う


甘い蜜が雄を呼び寄せる





ハァ……

漏れる吐息


クチュクチュと響き渡る水音





快楽に囚われた身体





もう、何も見えない……





逞しい肉棒を取り出し


蜜の滴る淫口に咥えさせる



欲望のままに


激しく奥まで打ち付ける





何もかも忘れて……





何もかも……










教師と生徒であることも……












カシャッ…カシャッ…カシャッ…





突然鳴り響く、シャッター音





ビクンッと震え

動きを止めた身体……










ごめんね、先生?





今日から……





私達の










玩具に、なって……ね?










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