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白日夢の断片【超短篇集】
第16章 狂おしい程、好きだから……
君と繋がっている時
言い尽くせない程の幸せを感じる……
好きで
好きで…
好きで……
狂おしい程
君が、好きで……
だから
この瞬間
その長く細いしなやかな指先で
僕の喉を締め付けて
息の根を止めてくれたらいいのに……
そう、思う
これから先
君が、心変わりをしないか
君が、他の人に惹かれないか
君が、目の前からいなくならないか
そんな心配を
しなくてもいいように
不安な未来に怯えて
生きなくてもいいように
死が二人を分かち合う
その瞬間を
僕は
この目で、見届けたいんだ……
言い尽くせない程の幸せを感じる……
好きで
好きで…
好きで……
狂おしい程
君が、好きで……
だから
この瞬間
その長く細いしなやかな指先で
僕の喉を締め付けて
息の根を止めてくれたらいいのに……
そう、思う
これから先
君が、心変わりをしないか
君が、他の人に惹かれないか
君が、目の前からいなくならないか
そんな心配を
しなくてもいいように
不安な未来に怯えて
生きなくてもいいように
死が二人を分かち合う
その瞬間を
僕は
この目で、見届けたいんだ……