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rena's world story★a.n.r.r.y
第9章 message
……社会人になって、別々の道を進んでも
運命のように、俺達は再会した。
“ 私、ヒメの事が好きかはわからないけど、揺れてるのは確かなの…… ”
“ ……それでいいよ ”
“ ……っ よくないよ
私の勝手な想いが、2人を傷つけて… ”
“ 俺がヒメを忘れさせてやる ”
─── 蘇らないように蓋をして、2度と取り出せない1番奥に閉じ込めていたのに
親友の強い想いを知りながら、自分の真の想いを抑える事が出来なかった。
何度も迷って、悩んで
苦しめて、困らせて、泣かせて
……それでも……
“ 蓮くんが好きだった。大好きだったの ”
“ 蓮くんが私と付き合ってくれたあの頃は、私にとって1番楽しい1年だった。
今でも、大事な宝物で、大切な記憶で………
蓮くんに出逢えて、蓮くんに恋する事ができて
私……幸せだった。
本当に、幸せだったんだよ…… ”
「………っ」
“ 私にいっぱい幸せをくれてありがとう。
私、どれだけ感謝してもし尽くせない。
蓮くんが一条さんを葬ってくれたから、私はまた笑顔になれたんだよ ”
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