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rena's world story★a.n.r.r.y
第11章 片想いの行方 ‐ eternally -
……今日は月一の絶賛不安定でもなければ
本人の申告を信じれば、酔ってもねぇし寝惚けてもねぇはずだ。
……この女ついさっき、キスしただけでダメとか待てとか言ってたよな。
マジで、どーいう仕組みでどーいったタイミングで切り替わるんだ?
いつになったら俺は、こいつを解読できんの?
「……あのさ」
「壁に背中付けて?」
「………!」
「こっち見ないで、上見てて」
……上?
なにそれ
どーいう心理?
オフホワイトのはずの天井が、宇宙のようなブラックホールのような
なんだか異空間に連れ出されたような妙な気分になる。
「………」
言われたまま美和と位置を変わって、壁に背を凭れかけると
……膝立ちをした美和が、俺の足に手を添えた。
「……なぁ」
視線を上げない美和を呼ぶ。
……興奮してるのには間違いねぇけど……なんつーか……
「過去にも何度か言ったけど
……こーいうのさせたくねぇんだよ」
「………!」
「頑張らなくても充分勃ってるし
そんな時間があるなら、お前を何回もイかせた方が楽しいし」
「~~~!///」
「……だから、無理すんな」