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rena's world story★a.n.r.r.y
第22章 作者自己満企画 *★* one scene love

「……美和…」
「でもな~、タイプはタイプなんだけど
ヒメはひとつだけ “ 残念 ” な所があるのよね」
「………!!」
「そこだけは同級生の皆には敵わないというか、 “ 劣る ” というか……」
……聞いたか今の凍るような単語。
久しぶりに愛情を感じても、瞬時に北極圏へと突き落とされる……いつものパターン。
「……俺の何が、あいつらより劣るって?」
「この前の飲み会にね、優香さんの誘いで初めて早坂さんが参加したんだけど。
・・・彼、すっごく甘い言葉を囁いてくれるんだって…!」
「~~~!」
「コッソリ私だけに教えてくれたんだけど、本当に素敵なんだよ♡
聞いてるこっちが恥ずかしくなっちゃうくらい///」
……早坂。
お前マジでその暴露はナイ。
いくら幸せオーラ全開だからって、同じ男として葵に同情する……
「いいなぁ、本当に羨ましい。
ユーリくんも夏輝くんも間違いないだろうし、蓮くんは日常的に言ってくれそう」
「~~~!!」
「蓮くんなら、きっと瑠璃ちゃんに…」
~~また蓮かよ!
毎回毎回比べやがって!!
「~~あのな!」
「………!」
完全無意識。
気付いたら美和の肩を強く抱き寄せていた。
「俺は言葉にしなくても毎日お前を想ってんだよ!」
「~~~!!」
「あいつらに負けねぇくらい、俺の方が好……」
……あ?
「……ひ、ヒメ…ッ」
「……いや待て、今の無し」
「わ、私……っ」
「……やめろ泣くな」
「ぷ…っ/// ぷぷ…」
「~~笑うのかよ!!」
one scene love【r】…★… END♥

