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rena's world story★a.n.r.r.y
第22章 作者自己満企画 *★* one scene love

……一回り年下の旬なアイドルから、一回り以上年上のベテラン俳優まで……
~~てめぇの旦那も歌えるしイケメンで有名だしかっこいいって言われるけどな!
つーか31歳にもなった人妻のくせにどんだけ恋多き女なんだよ!
「……チッ、俺はこんなにも一途なのに」
「えっ? なに?」
「何でもない」
「なぁに?」
「何でもありません」
体を起こして、ソファの上に胡坐をかいて座り直す。
転がっていたチョコレートの缶の蓋を開けて、1粒取り出すと
「ねぇ、なによ?」
同じ台詞をしつこく繰り返して
美和は横からチョコを取り上げると、ド至近距離でジッと俺を見上げてきた。
「………」
……こいつ、ワザと聞こえないふりしてんじゃねぇだろうな。
別にいいけど。
もう慣れたし。
悲しいくらい慣れたよ俺は。
「……ユーリと夏輝もお気に入りなんだろ?」
「………!」
「船上では葵がカッコイイっつったり
結局お前はどんな男がタイプなんだ…」
「え? それはヒメだよ」
「………」
「ヒメだよ」
……は?
「……なんだって?」
「私の理想で好きなタイプは姫宮蓮だけ」
「………」
「そんなの決まってるじゃない。
何言ってるの」
……い、や
おま…お前こそ、いきなり何言ってくれちゃってんの?
俺がタイプだったって……
……マ、ジ?

