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第24章 (中断) 好きになってしまいました

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「ユーリさん！」


大学の最寄り駅から5分程歩いて、少し入り組んだ道の先に
日差しがたっぷりと降り注ぐ、隠れ家的なオシャレカフェがある。


「こっちです！♡」


店内に足を踏み入れると、１番奥の席に座っていた千夏が
太陽に負けない明るい笑顔で手を挙げた。

……それだけで、もうヤられちゃう俺。


「ごめんねちーちゃん、ちょっと遅れた」


イスを引いて千夏の前に座ると、その笑顔がさらに輝く。


「いえいえ！
あたし早く来ちゃって、小説読んでたので全然平気です！
アイスコーヒーにしますか？」

「うん。ちーちゃんは…」

「アイスココアです♪ でも飲み終わっちゃいました！」

「もう１杯頼む？」

「はいっ♡」


小説をテーブルの端に置いて、氷をカラカラ鳴らす千夏。
ニコニコ笑う彼女を見て、俺もつられて頬が緩んだ。


……てゆーか、その笑顔。

今年で29歳になった俺の胸をキュンとさせる程

マ・ジ・で可愛いんだけど～～～！！