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rena's world story★a.n.r.r.y
第4章 似た者同士
.。.:* side 美和 *:.。.。.:**:.。.。.:**:.。.。.:*
「だから教えてあげたでしょ?
最初はゆっくり動かして、だんだん早くするの」
「………!」
「先端を舐めて、苦しくない程度にまで吸い上げて
あ、そこで手を止めたらダメだから」
「~~~!!」
「舌を使って、上目遣いで視線を合わせれば……」
「も、もういいです~~!!」
……店内の1番奥にある、個室だから
誰にも聞こえていないんだけど、耐えきれずに私は叫んでしまった。
と、同時にカクテルの入ったグラスが倒れそうになって
慌ててテーブルの上に手を伸ばす。
「なによ、あなたが教えてって言ったんじゃない」
栗色の巻き髪をふわりと揺らして、優香さんがふうっと溜息を漏らした。
「っていうか、あなた達何歳なの?
最近の中学生だってそんな会話しないわよ」
「………」
「童貞と処女じゃあるまいし。
姫宮くんも大したことないわね」