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rena's world story★a.n.r.r.y
第4章 似た者同士
「……あんた達さぁ~」
白ワインのフルボトルを、ドボドボと自分のグラスに手酌しながら
私と優香さんを交互に見ながら、麗子さんが溜息を漏らした。
「同じ挿入れられた者同士で、よくそんな会話が出来るわね」
「~~~!!」
「しかも姉のあたしがいる前で。
あいつのSEXなんて想像したくもないわ~~」
「れ、麗子さ……っ」
な、な、なんてことを~~!!///
連発された麗子さんの言葉に、全身が火傷したように熱くなる。
だけど、この話を始めたのは確かに私だし!
で、でも麗子さんの言う通り、よく考えなくても優香さんは……
「麗子、下品」
ベージュのグラデーションネイルに、上品に揺れるパールのブレスレット。
左手でグラスを持った優香さんが、ぴしゃりと冷たく言い放った。
「いちいち過去の関係性を持ち出さないで。
今夜のディナー代、全部麗子にするわよ」
「だって~。
優香のアドバイスが普通過ぎるんだもん」
「普通のことすら出来ないくらい、2人はピュアなのよ」
「~~!/// ゆ、優香さ…」
「本領を発揮できないくらい、姫宮くんはこの子が可愛いくて仕方ないのよ」