この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
好きにさせて
第2章 二人

「なんや遅なってしもたなぁ。
そろそろ帰るか?」


俺はいつまででも
小夜におりたかったけど
チラチラと
時計を気にする茜をみて
俺からそう声をかけた


「ごめんね?」


「なにが?」


「私が時間気にしてたからでしょ?」


「まぁ・・それもあるけど
あんまり引っ張って
嫌がられたらあかんしな。
ちょっと気いつこうてんねん」


「変わってないね」


「え?」


「いつでも
周りの空気を読んでるところ」


「なんやそれ」


「野崎くんの性格は
困ってる人ほっとけなくて
頼られるの
嫌いじゃない」


「クスッ
まぁまぁ当たってるわ。
藤沢は…」


「ん?」


「強がりで
頼るのが苦手」


あの時も…

お前は最後まで
俺を頼らんかった


「……」


茜は
少し微笑んでたけど
当たってるとも
当たってないとも言わないままやった


「なんや
知りすぎてて
照れくさいなぁ」


「そうね(笑)」


「さ、もう帰ろ。
送ったるわ」


送るというその言葉に
少し迷ってるみたいやったけど
実家を知ってる俺に
断る理由もないと思ったのか
茜は「うん」と返事をして
席を立ち
「ちょっと準備するね」
と、奥に姿を消した
/300ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ