この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
好きにさせて
第4章 約束

「尚、引っ越したの?」


「いや」


「だって前に送ってくれた時・・」


「お前を送りとうて
嘘ついたんや。
茜の家の近所やって。
ほんとのこと言うたら
断られる思てな(笑)」


「断るわよ!
じゃああの後
元町まで戻ったの?」


「そうや。
タクシーの運ちゃんにも
口止めしててん(笑)」


「もう・・」


「あかんかったか?」


「嬉しいけど・・ごめんね?」


「そーゆー時は
ごめんやのうて
ありがとう言うんや」


「・・うん。ありがとう」


「あ、もう着くで」


「うん」



タクシーを降り
「あのアパートや」
と、指さして俺の部屋を茜に伝え

それから俺は
「コンビニ行こか」
と、茜を誘った

それは
部屋で長居するっちゅう意味や

茜がなんて返事するか
心配やったけど
茜は
「お土産もらうだけなのに?(笑)」
と言いながらクスクスと笑った


時間はかかったけど
少しずつ茜が
昔のような会話を
してくれるようになってきたことが
俺はうれしかった


「すぐには帰さへん言うたやろ?」


「そうね(笑)」


「なんなら歯ブラシ買うてもかまへんで」


「そうやって女の人口説いてるの?」


「茜にしか言うたことないわ」


「嘘ばっかり(笑)」


「あはは(笑)」


茜が
俺を男として見てないのは
十分わかってる

それやのに

茜に熱上げてるのは
アホやとも思う


けど


こんな
なんてことない会話が
楽しくて
なんとか茜と時間を過ごそうと
俺は必死やった
/300ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ