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あたしの甘い王子さま
第9章 恐怖の飲み会、開催
チラリ....
左側に顔を向けると、お姉様と視線が重なった。
『ドキッ!』としたときにはもう遅いのです。
はい、しっかり睨まれてしまいました。ぶぅ。
あたし、何にもしてませんよ?
西村さんとお話ししたければ、どうぞ好きなだけしてくださいっ!
ちょこっと悔しくて、乾杯のために用意され軽く口に付けただけの生中をゴクゴク飲み続けた。
『プハァ~』
ジョッキをテーブルの上においたときにやっと気づく。
ほぼ一気に飲んでしまったことを。
「晶....サラダ一口しか食べていないのにその飲み方はおすすめしないよ........」
「いいの。琴乃じゃないからこれくらいじゃ酔わないもん」
「『もん』って良い始めると危ないの知ってるんだからね?」
隣に座る琴乃は心配してくれる。
フフフッ。
優しい友をもって幸せ~。