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あたしの甘い王子さま
第13章 あたしの甘い王子さま
堪らない。
晶のなにもかも、手放すことなんて出来ない。
一度知った快楽は、絶対に手放さない。
もう一度、晶の身体を反転させて向かい合い、深くキスをする。
怒られるかと思ったけど、キスに応えてくれたってことは大丈夫かな?
何度果てたか分からないくらい愛し合って眠りについたのは、星空が明るい日差しに変わろうとした頃。
晶を抱き締めながら見た夢は、晶に似た子供たちが楽しそうに遊んでいた。
『ねぇ、伸太朗』
『ん、なに?』
『今、幸せ?』
『もちろん、幸せすぎるくらいだね』
にっこり笑う晶に
『傍にいてくれてありがとう』
と想いながらキスをした。
おしまい。