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あたしの甘い王子さま
第12章 専務と部長とあたし

あたしと薬指を交互に睨み付けて、二人は次の言葉を考えてるのだろうか?
最後の審判を下されるかのような心境です。


ドキドキ、ドキドキ........
心拍数、上がってますよ?
あたしから、何か話した方が........良かったりする?こんな場面は。


「あ、あのね....」


「「晶、おめでとう!!」」


勇気を出して発した言葉に被さるように二人からの嬉しい言葉。
驚いて、二の次が出てきません。


「よかったぁ~!『仕事が恋人』みたいな所があったからね~。
晶は恋できるのか?とか、結婚できるのか?とか心配してたんだよ」


「うん、うん。程よく可愛いのに、色気とかなかったもんね。それにさ、晶って蓋を開けると三枚目だったりするし.......酔うと小学生だし?」





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