この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あたしの甘い王子さま
第3章 騙された?
「その予約チケットって、今日?ソレとも明日?」
「あら、晶ちゃんそんなに乗り気?フフフッ、実はね、2日とも個室を予約してるの。だから、今からでも行けるわよ?」
チケットをチラチラ見せるゆり子おばちゃん。
ゆり子おばちゃんが何か企んでるなんて考えればわかるのに........
チーフシェフのケーキに目が眩んで、あたしの頭の中は『疑う』なんて言葉はひと欠片も浮かばなかった。
更に、えり子ちゃんとゆり子おばちゃんがコソコソとこんな話をしているとも気がつかなかったのだ。
どれだけ浮かれてたんだか........。
ケーキの魔力、半端ない。
あたしの食い意地も........かな?
ま、仕事のためだもんね!