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あたしの甘い王子さま
第4章 お邪魔虫?

もう会話なんてしたくない。
そう思って歩き出す。
それなのに、後ろにいた藤原永莉香も一緒に歩き出した。


「そう。プライベートで........なかなか来れないのだから存分に楽しんで。私もこれからデートなの。未来の脳外科医よ」


最後に『羨ましいでしょ?』なんて自慢が聞こえてきそうな笑顔だった。


先に出たのは藤原永莉香。柱にもたれ掛かって立っている男性に猫撫で声で呼び掛けて左腕に巻き付いていく。


うん、確かにイケメンでお医者様の感じがします。
優しそうな人捕まえられて良かったじゃない。


「で、貴女のお相手は?どちらにいらっしゃるの?」


またまた、カッチーン!!!
あたしが誰かと来たって話も信用してないんだ。




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