この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あたしの甘い王子さま
第5章 お付き合い開始?
『よろしくお願いします』
テーブルに身を乗り出して、部長の差し出したベリーソースのかかったデザートをパクリと食べました。
『あ、美味しい....』
そう感想を述べたすぐ、部長の手が伸びてきて後頭部がロックされた。
驚く間もなく重なりあったのは、お互いの唇。
触れるだけの唇が啄むようになって、上唇をペロリと舐められた。
ゆっくりと唇が離れていくその時の部長の顔、やっぱり....可愛いかった。
――――――――――――――――
―――――――――
「さて、そろそろ戻りますかね~」
回想終了。
飲み終えた缶はいつものようにダストボックスへ。
ちょっと長めの休憩だったかな~なんて思いながら歩きだす。
お付き合い開始、一応3日目。
この先、部長の更なる甘い攻撃に出会うとも知らず、あたしは甘さ控えめヘルシーデザートに意識を集中させておりました。