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あたしの甘い王子さま
第1章 出逢う
色々妄想しながら階段で1つ上の階へ向かう。
ディスクワークばかりじゃ足腰弱っちゃうから、上下3階までなら出来るだけ階段で移動するのを心がけてる。
時間がないとき、上りの3階は結構キツいものがある。上りきったときには息切れするから、学生時代より格段に落ちた体力にへこんでしまう。
コンコン――――――――
会議室のドアをノックしても返事がない。
予定時間の15分前は早すぎたかな?
「失礼します―――――――――」
静かにドアを開けると長机に突っ伏した人がひとり視界に入った。
『寝ているのかな?』