この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
孤城の中のお姫様
第1章 『今川遥(いまがわはるか)』〜都内私立有名女子高1年生〜
コーヒーを飲み終えた川村先生は、
「さあ、お部屋に行って勉強しましょう。」
そう言って、私の後ろに立った。
「先生からお部屋に行ってください。今日は。」
「遥さんの、お家ですよ。僕が先に歩いたら駄目でしょう?」
「今日だけです。私、先生の後ろ姿を近くで見てみたいんです。」
「じゃあ、今日だけですよ。」
先生が食堂から、吹き抜けのフロアに出ると、曲がり階段を上り出した。
私はその背後にピッタリ着いて歩いた。
川村先生の水泳で鍛え上げた、肩と背中は大きかった。私は飛び上がり、背負われたい衝動にかられた。でも階段だから躊躇した。
「さあ、お部屋に行って勉強しましょう。」
そう言って、私の後ろに立った。
「先生からお部屋に行ってください。今日は。」
「遥さんの、お家ですよ。僕が先に歩いたら駄目でしょう?」
「今日だけです。私、先生の後ろ姿を近くで見てみたいんです。」
「じゃあ、今日だけですよ。」
先生が食堂から、吹き抜けのフロアに出ると、曲がり階段を上り出した。
私はその背後にピッタリ着いて歩いた。
川村先生の水泳で鍛え上げた、肩と背中は大きかった。私は飛び上がり、背負われたい衝動にかられた。でも階段だから躊躇した。