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孤城の中のお姫様
第2章 山川静香(やまかわしずか)〜都内有名私立大文学部4年年〜
兄が両親と訣別し、父親の地盤を引き継いで、政治家になることを完全に拒んだことから、呑気に贅沢三昧の学生生活を送って、卒業後、パリに留学することを考えていた私の生活に変化が現れた。
バリ留学も危うくなり始めたのは、私に政略結婚の話が持ち上がったから。
相手は、元地元新聞の政治部新聞記者で、現在、父親の私設秘書をしている相沢圭司という人。
実はこの人、私が高校三年生の時のロストヴァージンの相手でもあった。
バリ留学も危うくなり始めたのは、私に政略結婚の話が持ち上がったから。
相手は、元地元新聞の政治部新聞記者で、現在、父親の私設秘書をしている相沢圭司という人。
実はこの人、私が高校三年生の時のロストヴァージンの相手でもあった。