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孤城の中のお姫様
第2章 山川静香(やまかわしずか)〜都内有名私立大文学部4年年〜
国会議員には、公設秘書と私設秘書とがいる。

公設秘書は国会法で、3人持つことが認められている。政策担当秘書、第一秘書、第二秘書の三人。これらの秘書は国からの公費でお給料が支払われる。普段は議員会館で仕事をしているから、挨拶をさせられたくらいの関係。名前も覚えていない。

一方、私設秘書に決まりはない。父親は二人の私設秘書を抱えて、主に地元の後援会とその他支持者の対応を任せているが、私的に家族内のことも任される。

一人は地元に張り付いて仕事をしている山本さん。大ベテランで、地元選挙区のことなら何でも知っていて、『国家老』と呼ばれている。

もう一人が、今、父親の後継者第一候補になっている、元々政治家志望の地元紙政治部記者をしていた相沢圭司。

この人の役目は『側用人』といったところ。父親にほとんど密着して、身の回りの世話から、父親以外の家族の世話までしてくれる。

私の住んでいるマンションのことは、この相沢圭司の担当だ。

その他のことも、両親より相沢圭司が私の面倒を見てくれることがほとんどだった。
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