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孤城の中のお姫様
第3章 植松藍子(うえまつあいこ)〜東京私立S女子大2年生〜
姉の名前は清子(さやこ)。
平成生まれで『子』の付く名前の姉妹は少ない。
小学校から私立の所謂お嬢様学校に通ってきたが、クラスに2〜3人しかいなかった。
清子(さやこ)と藍子(あいこ)。
私たち姉妹は、植松家代々の家憲、つまり昔からの家の憲法に則って、『子』が付けられた。
普段はお互いに、清(さや)さん、藍(あい)さんと呼び合っている。
幼い頃は、お互いに張り合って姉妹喧嘩もしたけれど、中学生の頃からは、喧嘩もまったくしていない仲良し姉妹。
何をするのも一緒だった。
もちろん、私たち姉妹に秘密などない。
むしろ、二人で秘密を共有している。
平成生まれで『子』の付く名前の姉妹は少ない。
小学校から私立の所謂お嬢様学校に通ってきたが、クラスに2〜3人しかいなかった。
清子(さやこ)と藍子(あいこ)。
私たち姉妹は、植松家代々の家憲、つまり昔からの家の憲法に則って、『子』が付けられた。
普段はお互いに、清(さや)さん、藍(あい)さんと呼び合っている。
幼い頃は、お互いに張り合って姉妹喧嘩もしたけれど、中学生の頃からは、喧嘩もまったくしていない仲良し姉妹。
何をするのも一緒だった。
もちろん、私たち姉妹に秘密などない。
むしろ、二人で秘密を共有している。