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第3章 動き出す

息苦しそうに顔を赤らめたまま悶えている。
佐伯は指を差し込み、茉莉の中をかき乱した。熱く湿った茉莉の中から、どんどん蜜で溢れていく。下半身から力が抜け、佐伯の腕がなければ茉莉はそこに立っていることも難しいくらいの快感が襲った。
途端に締め付ける茉莉の下半身に、佐伯は指を抜くと、自身の太いモノを出すと、茉莉の片方の足を上げ一気に突き刺した。
狭い膣内は佐伯の理性を瞬時に飛ばす。
そのまま一気に上へ何度も突き上げた。時折苦しそうな茉莉の表情を見ると、ゆっくりとすることころは変わらず、茉莉は思わず佐伯の唇を求めた。



「ねぇ、キスしてよ」

「……」



繋がったままのキスは、精神的にも肉体的にも甘美にさせてくれる。舌を絡ませ、首筋にキスをする。
途端に力を失う茉莉の体は、下から突き上げられる快感に耐えることが出来なかった。



「あ…あ…」



痙攣を起こしながら、目を閉じ完全に力を無くす茉莉の腕を拘束から解き、抱きとめる。下半身は茉莉と佐伯の体液でいっぱいだった。