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愛の結晶(笑)
第1章 愛の営み。
このことを「誰にもないしょだぞ」とこっそり打ち明けてくれた彼は今、赤い目をして拗ねている。実は昨日、一族の集まりがあったらしいのだが、恋人ができて一年も経つのにまだ妊娠していないのかと年下の親族にからかわれたらしい。「相手厨房だろ、気にすんなよ」と言ってやったけど、負けず嫌いな彼は「悔しい」と泣いていた。昨日は抱いている間中落ち込んでるみたいだったから俺もなんか気まずくて。妊娠しないのオレノセイカモ…とか考えてたりしてた。
朝早く目が覚めたら彼も起きたみたいで、なんか今、窓際で外見てた俺を手招きしてる。
「何?」
そばに寄って柔らかい髪を撫でながら訊いたら、レイシィは甘えるような声で言った。
「今からもう一回、したい…」
朝から性欲が湧いてきたらしい。瞳が潤んでいる。欲情すると肌がほんのり染まってエロい。可愛い。
「いいぜ」
俺はさっき履いたばかりの下着を脱いで、ベッドの中をまさぐる。薄い身体、華奢な腰、滑らかな肌、臍の窪みを可愛がるふりしてその下の柔らかい陰毛をかき分ける。
「やっ…」
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