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色☆色
第1章 兄妹
横目で机に乗った本を見ながら、そう思ったとき…。


ぶわぁ!!


いきなり本が光始めた。

「うわっっ?!」


あまりの眩しさに目を覆う。
まともに光を見てしまった俺は、しばらく視力が戻らないでいた。


メキッメキッ


まともに見えない中で、変な音を聞き取った。

「なんだ…?」


何事かと腕を周りに動かしてみる。

ゴツ


「ん?」


なんか固いものがある。
手探りで調べてみるとごつごつしている長いものがあった。

「なんだ?」

家にはこんなものなんか無かったはず。
首を捻っているとグニャリと硬いものが歪んだ。

「?!」

なんだ?と思った瞬間、その硬いものが俺に巻き付いてきた。

「うわっ!」

半端ない恐怖心。
うっすらと視力が戻り始めて、その正体に愕然とする。
それは本から無数に生えた触手らしきもの。
うねうねと動き、俺の四肢を拘束する。

力ん目一杯込めてもびくともしない。
次第にそれはゴツゴツした感触からヌルリと柔らかい感触に変化した。

なんて事だ。男を襲うのか?!
いや、違うだろ俺!
エロ漫画の世界ならあり得るが、現実に起こるとかないだろ!

俺は完全にパニックになっていた。
しかし、そんな俺の事をお構いなしに触手はぐねぐねと動き出した。

服の裾や袖口から中に進入し、すごい力で引き裂く。
スウェットなのにビリビリだ。
あっという間にすべてを引き裂かれ全裸になっていた。
驚きと恐怖で声を出せずにいると触手の行動がヤンワリと変わった。
素肌をところ狭しと這いずる。
柔らかい感触と滑りで、まるで全身をなめられているようだ。

本当に全身を。
竿も玉も穴もが口も耳も…。
身体に熱がこもり始める。
恐いはずなのに感じている自分に戸惑う。

触手が粘膜に触れる度に熱が上がる。


この滑り…何かの効果があるのか…?

次第にボンヤリしてくる頭で考える。

「んっく…」

すぐにそれも中断させられた。
竿に巻き付いた触手が、絞るようにとぐろを巻いてしゅるしゅると動き出した。
まるで女性の中にいるようだ。


やば…、気持ちいい…。


傘の部分を弾きながら、上下にピストンされる。

玉にも柔らかな刺激が加えられ…。


でる!!


不覚ながら俺はマグマを噴火させてしまった。


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