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それでも大好きなんだーっ!
第7章 多佳子さんとライトくん
普通のセックスをして、

変態カップルが普通のカップルに⁉︎

うさこと翼が付き合い始めて1ヶ月───……


「ごめんね。もう、うさこ以外に勃たなくなっちゃった」


プレイボーイ翼からの衝撃の告白が、大学中を駆け巡った。


「う、嘘だぁ…っ…!」

固まる ”元” セフレ。

「あっそ。つまんないのーっ」

離れていく ”元” セフレ。


だけど、うさこ以外とセックスしないだけで、女の子に優しいところも、女の子の扱いが上手なところも、今までの翼と変わらない。

だから、

「じゃあさ、あたしと試してみようよ?」

なんて、今まで以上の女に言い寄られている翼だが、それすらも上手く躱しうさこ以外の相手はしていないようだ。


「嫌よ!抱いてくれなきゃ嫌!この寂しさを埋めてくれないなら……っ、死ぬから!」

翼を床に押し倒し、その服を無理矢理脱がせていく女。そんな風に強引に迫ってくる女も、後を絶たない。

そんな女を諫めようと手を伸ばした翼の前に、

「馬鹿馬鹿しい。もっと自分を大事にしたら?」

大きな胸の前で腕を組み、抜群のスタイルを見せ付けるようにこちらを見下ろす夏帆が立っていた。


「夏帆!助かった。ありがと」

走り去る女を困ったように見た翼は、夏帆へと向き直り満面の笑みを浮かべた。

「後始末もちゃんと出来ないなんて、プレイボーイ失格ね」

言葉とは裏腹に、夏帆の頬はほんのり桜色に染まっている。

必死の虚勢。先ほどだって、翼とうさこの仲睦まじい姿を目撃して胸が痛かった。

翼の瞳が映すのは、あの小さくて変わり者の彼女。自分ではない。

だけど今、目の前で満面の笑みを向ける翼の瞳の中には、ちゃんと自分の姿が映り込んでいて、夏帆はドキドキと胸を高鳴らせた。


「最近 夏帆の噂話、よく聞くよ」

大好きだった…今でも好きだと思う、翼の優しい話し方。

「豹変っていうんでしょ。必死に取り繕ってる私に気付いてないのよ、表面しか見てない」

その優しさに、思わず夏帆の中に仕舞い込んだ ”素” の自分が、甘えたいと顔を出す。


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