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それでも大好きなんだーっ!
第8章 うさこ☆コレクション
うさこの口から零れた ”ダメ” という単語に、翼の頭の中は最悪の想像が膨らんではぜそうたった。

だけど、

「コレクション……?」

うさこが増やしたいとそう望んだ ”つーくんコレクション”。それは、うさこと暮らすこの部屋を埋め尽くすほど大量な、うさこが写す翼の写真のことだ。


「私がつーくんとエッチしてたらその妖艶なイキ顔が撮れないんです。でも!でもでも絶ッ対に!もうつーくんが他の女の子とするところは見たくないんです」

(なんだ……別れとか、良くないことばかり考えてた……)

ホッと胸をなで下ろす翼の心内など知る由もなく、うさこは鼻息荒く語りだす。


「……悩みって……それ?」

思わず苦笑いを零した翼を真剣に見据え、

「はい」

うさこは大きく頷く。


「コレクションが増えないのが、うさこを泣かせちゃうくらいの悩み?」

「はい!」

元気に頷いたうさこだが、翼の呆れたような顔に気付き、途端にクシャッと顔を歪める。


「あの……呆れちゃいますか?」

半泣きになってしまったうさこ。思わず、強く抱き寄せた翼だが、口元が緩み笑いが溢れてくる。

「うさこらしくて笑える」

翼の返事に安心したのか笑顔を見せたうさこに、翼はチュッと小さな音を立てキスをした。

そして、

「その悩みなら何とかしてあげられるよ」

翼の唇が楽しそうに弧を描く。


「え? 本当ですか?」

「うん、うさこコレクション作ろう」

うさこを見つめる翼の優しい瞳がスッと細められ、妖艶さを色濃く纏う。

我慢出来ず、携帯へと伸ばされたうさこの右手。それを優しく制し、翼の手がゆっくりとうさこの携帯を持ち上げた。


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