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それでも大好きなんだーっ!
第2章 夏帆さん vs うさこ ⁉︎
サークル活動などで使われるこの建物は、昼間は人の行き来がほとんどない。

(暗くて怖い〜)

暗いのも怖いのも大嫌いなうさこは、すっかり怖気ずき半泣き顔だ。

(静か過ぎるのも怖いよ〜。もあちゃんが教えてくれた教室…この辺なんだけど……何も聞こえない〜)

聴力には自信のあるうさこ。

そばだてていた耳に、

「好きっ!」

突然聞こえた大声。

身体が大きく跳ねると同時に零れそうになった悲鳴を、両手で必死に押し留めた。


「伊久美くんが好き…っ…好き、なの……」

声のする部屋を恐る恐る覗けば、女が翼に抱き着いていた。


(つーくんの新しいセフレ?)

後ろ姿では誰かわからない。


うさこは2人に見つからないように、得意の匍匐前進で室内へと入っていく。

が、

「お願い…永瀬さんといるより絶対幸せにするから……永瀬さんとは別れて?ねぇ?私と付き合って?」

─────⁉︎

(わ、かれ?)

聞こえてきた何とも不吉なその言葉に、

「だっ、ダメーっ!私だってつーくんが大好きなの!絶対別れないーっ!」

飛び起きたうさこは、2人の元へと飛び出していった。



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