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それでも大好きなんだーっ!
第1章 彼女はうさこ

その日から、うさこはつーくんのイキ顔の虜になってしまった。
時間が空けば、翼を探して大学中を駆け回る。
息を殺し、気付かれないギリギリまで近づいてシャッターを切る。
つーくんに一目惚れしてから1ヶ月、
うさこの携帯の『つーくんのイキ顔コレクション』のフォルダは、つーくんで埋め尽くされていた。
そんな、ある日…
うさこは、いつものようにつーくんのイキ顔を激写しようと、空き教室で行為に夢中になる2人にこっそり近付いて行く。
服が汚れることなんて気にすることもなく、匍匐前進で近付くうさこ。
「あ、ああっ…っ翼…ンッ」
甲高い女の声。
(今日の相手は ”多佳子さん” だ…)
花井 多佳子[はない たかこ]
翼より1学年上の彼女は、去年の学祭で準ミスに選ばれた程の美女だ。
だが、性格は褒められたものではない。
自分の基準に満たない男はクズ呼ばわりし、半径1メートル以内に近付くことすら認めない。
女なんて、その視界にすら入っていないのでないかと思う程だ。
そんな多佳子が、翼を見逃す筈がない。
翼が入学するや否や、あっという間に喰ってしまったと大学中で騒がれた。
だが、渦中の翼は ”多佳子に喰われた” というには程遠く、選びたい放題にいろんな女と浮名を流す。
ついには ”学内一の悪女の多佳子ですらモノに出来なかったプレイボーイ” と箔がつく始末。
躍起になった多佳子が何度も関係を結ぶが、翼の中では多佳子も他の子と変わらない1セフレのままだ。
時間が空けば、翼を探して大学中を駆け回る。
息を殺し、気付かれないギリギリまで近づいてシャッターを切る。
つーくんに一目惚れしてから1ヶ月、
うさこの携帯の『つーくんのイキ顔コレクション』のフォルダは、つーくんで埋め尽くされていた。
そんな、ある日…
うさこは、いつものようにつーくんのイキ顔を激写しようと、空き教室で行為に夢中になる2人にこっそり近付いて行く。
服が汚れることなんて気にすることもなく、匍匐前進で近付くうさこ。
「あ、ああっ…っ翼…ンッ」
甲高い女の声。
(今日の相手は ”多佳子さん” だ…)
花井 多佳子[はない たかこ]
翼より1学年上の彼女は、去年の学祭で準ミスに選ばれた程の美女だ。
だが、性格は褒められたものではない。
自分の基準に満たない男はクズ呼ばわりし、半径1メートル以内に近付くことすら認めない。
女なんて、その視界にすら入っていないのでないかと思う程だ。
そんな多佳子が、翼を見逃す筈がない。
翼が入学するや否や、あっという間に喰ってしまったと大学中で騒がれた。
だが、渦中の翼は ”多佳子に喰われた” というには程遠く、選びたい放題にいろんな女と浮名を流す。
ついには ”学内一の悪女の多佳子ですらモノに出来なかったプレイボーイ” と箔がつく始末。
躍起になった多佳子が何度も関係を結ぶが、翼の中では多佳子も他の子と変わらない1セフレのままだ。

