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それでも大好きなんだーっ!
第2章 夏帆さん vs うさこ ⁉︎

(多佳子さんて、女王さまーって感じだ……)
呆然と見つめるうさこ。
「うさ、ごめん。遅くなっちゃったね」
端正な顔が間近に迫る。
「ひゃぁっ⁉︎ 大丈夫です!」
近付くと翼からは多佳子の香水の匂いがして、何だか気分が悪くなる。
「つーくんは…」
「ん?」
「つーくんは、多佳子さんとのエッチ率が高いけど……お、お気に入りなんですか⁉︎ 」
うさこは、ずっと気になっていたことを思い切って口にする。
「んー、気にしたことないけど……あ、多佳子が寄ってくると他の女の子が遠慮しちゃって。だから、多佳子が多くなるのかな?」
本当に気にしたことがないのだろう。
そう言った後で、翼は首を傾げてみせる。
「多佳子って大学一の悪女って言われてるから、女の子たち怖がっちゃうのかな?」
「悪女…」
(皆んなも、あの正体には気付いていたのか!)
それを知りながらも、翼は気にもせず多佳子の相手をしているようで、うさこの胸がチクッと痛む。
「多佳子の命令は絶対って、むしろ取り巻き連中が煽ってるだけなんだけどさ。ライトはうさと同じ1年だからか、断り切れずによく連れ回されてる」
困ったように笑う翼。
同じように曖昧な笑みを返すうさこ。
(悪女に犯されるつーくん……萌え…の筈なんだけど……悪女が多佳子さんだと思うと…萌えない……)
ブンブンと首を横に振るうさこ。
バッと顔を上げ、翼を見据える。
呆然と見つめるうさこ。
「うさ、ごめん。遅くなっちゃったね」
端正な顔が間近に迫る。
「ひゃぁっ⁉︎ 大丈夫です!」
近付くと翼からは多佳子の香水の匂いがして、何だか気分が悪くなる。
「つーくんは…」
「ん?」
「つーくんは、多佳子さんとのエッチ率が高いけど……お、お気に入りなんですか⁉︎ 」
うさこは、ずっと気になっていたことを思い切って口にする。
「んー、気にしたことないけど……あ、多佳子が寄ってくると他の女の子が遠慮しちゃって。だから、多佳子が多くなるのかな?」
本当に気にしたことがないのだろう。
そう言った後で、翼は首を傾げてみせる。
「多佳子って大学一の悪女って言われてるから、女の子たち怖がっちゃうのかな?」
「悪女…」
(皆んなも、あの正体には気付いていたのか!)
それを知りながらも、翼は気にもせず多佳子の相手をしているようで、うさこの胸がチクッと痛む。
「多佳子の命令は絶対って、むしろ取り巻き連中が煽ってるだけなんだけどさ。ライトはうさと同じ1年だからか、断り切れずによく連れ回されてる」
困ったように笑う翼。
同じように曖昧な笑みを返すうさこ。
(悪女に犯されるつーくん……萌え…の筈なんだけど……悪女が多佳子さんだと思うと…萌えない……)
ブンブンと首を横に振るうさこ。
バッと顔を上げ、翼を見据える。

