この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
それでも大好きなんだーっ!
第2章 夏帆さん vs うさこ ⁉︎
(多佳子さんて、女王さまーって感じだ……)

呆然と見つめるうさこ。

「うさ、ごめん。遅くなっちゃったね」

端正な顔が間近に迫る。

「ひゃぁっ⁉︎ 大丈夫です!」

近付くと翼からは多佳子の香水の匂いがして、何だか気分が悪くなる。


「つーくんは…」

「ん?」

「つーくんは、多佳子さんとのエッチ率が高いけど……お、お気に入りなんですか⁉︎ 」

うさこは、ずっと気になっていたことを思い切って口にする。


「んー、気にしたことないけど……あ、多佳子が寄ってくると他の女の子が遠慮しちゃって。だから、多佳子が多くなるのかな?」

本当に気にしたことがないのだろう。

そう言った後で、翼は首を傾げてみせる。

「多佳子って大学一の悪女って言われてるから、女の子たち怖がっちゃうのかな?」

「悪女…」

(皆んなも、あの正体には気付いていたのか!)

それを知りながらも、翼は気にもせず多佳子の相手をしているようで、うさこの胸がチクッと痛む。


「多佳子の命令は絶対って、むしろ取り巻き連中が煽ってるだけなんだけどさ。ライトはうさと同じ1年だからか、断り切れずによく連れ回されてる」

困ったように笑う翼。

同じように曖昧な笑みを返すうさこ。


(悪女に犯されるつーくん……萌え…の筈なんだけど……悪女が多佳子さんだと思うと…萌えない……)

ブンブンと首を横に振るうさこ。

バッと顔を上げ、翼を見据える。


/162ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ