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いつかは結婚できると思い込んでる私へ
第3章 3
「いっちゃった? 可愛い」

笑いながら貝塚はあやみにキスをする。
腕で目を覆い隠すが、悦びを与えてもらった嬉しさで胸はときめきを感じていた。
が----

「やっ!? ちょっ……ちょっとっ!?」

貝塚の指は再び中で蠢きだす。

「今はっ……ちょっ……ンンッ!?」

指は容赦なく極限に達したそこに戯れつく。

「限界までって言ったよね?」
「げ、限界って……?」
「いきっぱなして頭が狂うギリギリの限界」

貝塚のにやけた顔が眼前まで迫る。
額を密着させ、鼻の頭が触れ合う格好のまま、彼の指があやみを責める。

「目、瞑らないで……じっと俺を見ててよ……」
「そんなっ……見ないで……」

正直自分が感じている顔なんて見られたくない。
昔ラブホテルの鏡に映った感じている自分の顔を見て、不細工に崩れた表情に衝撃を受けた。
それはもはやトラウマレベルのショックだった。
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