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第3章 3

落ち着きを取り戻すと、あやみは仕返しとばかりに口や指で貝塚を責め立てる。
普段は頼まれて渋々する胸を遣った淫戯も自ら行うサービスぶりだった。

たっぷり弄ばれた貝塚の硬悦はゴム越しにあやみの中で呆気なく果ててしまう。


「最高だった……」

貝塚はあやみの頭部を自らの二の腕に乗せ、耳許で囁く。

「……私も」

全てを晒し、限界まで達し続けたあやみは素直に満足したことを告げることが出来た。
変な恥じらいや気遣いは介在しない、親密な空気に二人は包まれていた。

「私、今なら分かる気がする……」
「何が？」
「貝塚さんが付き合うなら身体の相性も大切だって言った意味」

少し照れ臭いけど、それだけはきちんと伝えたかった。

「へぇ……分かってくれたんだ……それは嬉しいね……」