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いつかは結婚できると思い込んでる私へ
第3章 3
貝塚はあやみにキスをして微笑む。
あやみもお返しを啄み、笑った。
「だっていくら愛し合ってもエッチが気持ちよくなかったら寂しいもん……ずっと一生付き合っていくのにエッチがよくないなんて、人生損してるよね……」
「えっ?」
「えっ?」
貝塚は前回と全く同じように強張った笑みを浮かべた。
あやみは背筋が冷えていくのが分かった。
「あ、いやっ……違うよ? 今すぐ結婚しようって言ってる訳じゃないんだからね!?」
自分の発言が際どすぎたことに、あやみが慌てて訂正する。
しかし貝塚の表情からは戸惑いが消えなかった。
「えっ……と。そもそも俺、誰とも結婚する気はないだけど……?」
躊躇いながらも、彼はきっぱりと断言する。
「…………えっ?」
貝塚の気まずい笑顔があやみにも伝播する。
楽しいわけでもないのに微笑む二人は、気まずそうに視線を合わせて固まっていた。
あやみもお返しを啄み、笑った。
「だっていくら愛し合ってもエッチが気持ちよくなかったら寂しいもん……ずっと一生付き合っていくのにエッチがよくないなんて、人生損してるよね……」
「えっ?」
「えっ?」
貝塚は前回と全く同じように強張った笑みを浮かべた。
あやみは背筋が冷えていくのが分かった。
「あ、いやっ……違うよ? 今すぐ結婚しようって言ってる訳じゃないんだからね!?」
自分の発言が際どすぎたことに、あやみが慌てて訂正する。
しかし貝塚の表情からは戸惑いが消えなかった。
「えっ……と。そもそも俺、誰とも結婚する気はないだけど……?」
躊躇いながらも、彼はきっぱりと断言する。
「…………えっ?」
貝塚の気まずい笑顔があやみにも伝播する。
楽しいわけでもないのに微笑む二人は、気まずそうに視線を合わせて固まっていた。