この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
sunset~君の光になりたい
第6章 君に贈るphrase

 ――ああ、やっぱりライブは楽しい。

 一年振りの客を前にしての四人での演奏。
 ヒロは、深い感慨と喜びを感じていた。身体中にいつの間にか鳥肌が立っている。
 インストアも、れっきとしたライブだ。
 ライブハウスやホールで行われる公演は、ほぼ自分達の味方――ファンしか来ないが、こういったショッピングモールでは不特定多数の幅広い年齢層の人達が集まる。
 通りすがりの客は、thunderを全く知らないだろう。
 買い物に来て、たまたまライヴを見掛け
 "面白そう"
 と興味を持ってくれたらしめたものだ。
 thunderの知名度はまだまだ低い。
 世間にガンガンアピールをしていかなければならない。

 ――俺が事故で右手を大怪我して手術やリハビリをしている間にも、皆は曲を作っていた。俺も歌詞を書いて、四人でスタジオで練習をしていたけれど……
 やっぱり、見てくれる人達がいてこその演奏やな!

 銀川もオーちゃんも武彦も、楽しそうにプレイしている。ヒロは頬を緩めた。


(でも、この四人の中で一番楽しくて嬉しいのは、間違いなくこの俺や!)


/113ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ