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sunset~君の光になりたい
第8章 hold on
「……えっと、ここかしら……」
千波は、手の中のチケットを凝視した。そして周囲を見回す。
"thunder"の文字プリントシャツを着ている女の子、名だたるロックフェスのシャツを着ている男の子、学校が終わってそのまま来たような制服の女子、OL風のお姉さんもいた。
「わぁ……なんだかワクワクしちゃう」
思わずそう呟いた時、OVEREARTHの"Gold‐boy"のメロディーがスマホから流れる。
「はい……里沙?」
里沙が咳込みながら、捲し立てるように話し出した。
「ぢなー!だいぶぅおぶ?無事づいだ!?着いぢゃゃった?……げほっげほ……」
「里沙こそ大丈夫なの?インフルエンザなんだから、ちゃんと寝てなよ。私は大丈夫だよ」
「ぶぇーっぐじょん!ぐほっぐはっ……あああ、あんた一人で行 がぜるなんて……ずごく心配……やっぱじ……わだじが……一緒にいげば……」
「無理だよ!治さなくちゃ!
何だか、インストアで足ぶつけたりインフルになったり、散々だねえ」
「ぐぐぐ……無念……げぼっぐぼっ! べーっくしょーん!!」
「ちゃんとthunderのメンバーに改めてこの間のお礼してくるし、特典のサインも受け取ってくるからね!安心して!」
「だーっ!ぢなー!あの女だらじの金髪ビロには気を付けるのよー!ぐへーっぐじょん!」
「えっ!?何が?」
「だーかーらーっ!あいづば絶対にろぐな男じゃないべー……ぐっ……げぼ」
千波は、手の中のチケットを凝視した。そして周囲を見回す。
"thunder"の文字プリントシャツを着ている女の子、名だたるロックフェスのシャツを着ている男の子、学校が終わってそのまま来たような制服の女子、OL風のお姉さんもいた。
「わぁ……なんだかワクワクしちゃう」
思わずそう呟いた時、OVEREARTHの"Gold‐boy"のメロディーがスマホから流れる。
「はい……里沙?」
里沙が咳込みながら、捲し立てるように話し出した。
「ぢなー!だいぶぅおぶ?無事づいだ!?着いぢゃゃった?……げほっげほ……」
「里沙こそ大丈夫なの?インフルエンザなんだから、ちゃんと寝てなよ。私は大丈夫だよ」
「ぶぇーっぐじょん!ぐほっぐはっ……あああ、あんた一人で行 がぜるなんて……ずごく心配……やっぱじ……わだじが……一緒にいげば……」
「無理だよ!治さなくちゃ!
何だか、インストアで足ぶつけたりインフルになったり、散々だねえ」
「ぐぐぐ……無念……げぼっぐぼっ! べーっくしょーん!!」
「ちゃんとthunderのメンバーに改めてこの間のお礼してくるし、特典のサインも受け取ってくるからね!安心して!」
「だーっ!ぢなー!あの女だらじの金髪ビロには気を付けるのよー!ぐへーっぐじょん!」
「えっ!?何が?」
「だーかーらーっ!あいづば絶対にろぐな男じゃないべー……ぐっ……げぼ」