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彼方
第5章 調教
薫の部屋は、都内の高級高層マンションの中にあった。
彼はここで一人暮らしをしていた。
部屋いっぱいの大きな窓からは、東京の町が一望できた。
「わあ、すごいですね」
ちなみは思わず無邪気な声を出した。
「この景色はぼくのお気に入りだよ」
薫はいつもの爽やかな笑顔で言う。
その瞬間、ちなみは薫に濃厚なキスを受けたことを忘れそうになった。
彼はあまりにも普段の彼らしかったからだ。
むしろさっきの先輩は私の創り出した幻だったのかも、とさえ彼女は思った。
しかし、薫がカーテンを引いて部屋に闇がもたらされると、
彼は再び先ほどの野獣めいた表情になった。
「もう我慢できないよ・・・!」
薫はちなみを引き寄せ、もう一度唇を貪った。
彼はここで一人暮らしをしていた。
部屋いっぱいの大きな窓からは、東京の町が一望できた。
「わあ、すごいですね」
ちなみは思わず無邪気な声を出した。
「この景色はぼくのお気に入りだよ」
薫はいつもの爽やかな笑顔で言う。
その瞬間、ちなみは薫に濃厚なキスを受けたことを忘れそうになった。
彼はあまりにも普段の彼らしかったからだ。
むしろさっきの先輩は私の創り出した幻だったのかも、とさえ彼女は思った。
しかし、薫がカーテンを引いて部屋に闇がもたらされると、
彼は再び先ほどの野獣めいた表情になった。
「もう我慢できないよ・・・!」
薫はちなみを引き寄せ、もう一度唇を貪った。