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情画
第6章 夜明け
「それ?」

先生が反応する。

「筆遊び、混ぜて…」

言うや否や、ワタシの脇に肘を付き覆い被さってくる。

ワタシが筆の裏側に舌を当てているのに対し、表側に当て始めた。

「沙絵っ…」

先生は何か言葉を続ける感じで名前を呼んだが、拳を握り必死に快感に堪えていた。

「いずみさん、お父様を二人で良くしてあげましょ?
いや、競争よ。
でもね。イカセちゃだめ、射精させちゃだめよ。
わかった?」


ワタシは頷いた。

先生を奪われたくない。そんな心理が真っ先に働いてしまったのだろう。


レロッ…チュ…チュ…

ワタシは寝ていて頭を動かせないのに対し、沙絵さんは頭を左右にスライドさせて舐めている。

ワタシも舌を動かし、唇も使って愛撫した。

ああ…そんな…凄く…善すぎるよ…

先生が屈んで沙絵さんとワタシの頭を撫でる。

沙絵さんは口を大きく開けて、先生を挟むようにする。
艶かしい舌の動きも見える。


ワタシも負けじと舌を伸ばし、表側に巻き付けたりした。


まんまと沙絵さんの術中に嵌まってしまっていたのだ。

クチュッ…チュゥ…

沙絵さんにキスをされる。先生を沢山含もうとした唇と舌を奪われたのだ。


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