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第8章 別れ

男女のsex。

男と女がいればそこに当たり前にsexがあるということだろうか。

sexの標的、
男の標的に女がなる瞬間だと思って見ていたけど。

sexが人のように意志を持ち、男と女を探しだし標的にした瞬間ということだろうか。

男女がいるからsexが存在するのでなく、sexに呼び寄せられて男女が存在するということか…


sexの輪廻、

sexは終わりがなく、形を変えて生まれ変わり、また男女を引き寄せる。

ループになった輪廻のように、何度も生まれ、終わりがなく形を変えて存在し続けていく。

その虜になった男女がsexに囚われて繋がり続ける様子。


sexの誕生

ここで誕生というのは、逆に難しい。エクスタシーに入りこむ二人とは関係なく、誕生するというのか…


sexの追悼

果てた二人を見下ろすようなアングル。
自分の虜になり朽ち果てた人間を哀れみ追悼しているというのか…

それならば、誕生とは、目標を達成したsexが新しい欲を孕ます時が誕生で、

sexに使われた人間を追悼し、次なる標的を探す。

もっと…尽きない欲望、満たされると同時にさらに深さを求める体、
それが、人の思いに因るものでなく。

sexというものの意志により取り憑かれた結果だということか。