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マスケッティア・オブリージュ ~凌辱の四美銃士~
第9章 催眠暗示の生贄
 はらりとフードが外れ、金色の髪がこぼれ落ちた。それの美しい房を耳の後ろに片手で掻き揚げながらも一心不乱に吸引は続けられる。

 ぢゅっ! ぢゅっ! ぢゅっ! ぢゅっ! ぢゅっ!

「ぐぶうっ! ニンナーナよ、出るぞっ! 儂の精が出おるぞ!」
「いらひて! お口におだひになって!」
「むっぐっ……ぐぅふぅぅぅ!」

 ぶぢゅっ……ぶぢゅぶぶぶぶぶぶっ

 老人とは思えぬ量が放たれ、ニンナーナの口中を満たす。

「うふ……素敵なお味……」

 ニンナーナは満足げに微笑し、黄ばんだ白濁を口から垂らして用意してあったフラスコの中にコレクションとする。

 男達の精液は自身の唾液と混ぜ合わさることで自分自身のものとなり、それを注ぎ込まれた女達が孕むのは自分の子である。ニンナーナはそう信じていた。

 その歪んだ所有欲を満たすためのパトロンと犠牲者の数はニンナーナ自身すでに数え切れなくなっていた。

 突きだした腹を余韻に喘がせる僧正には目もくれず、鉄仮面の大女を見やる。

 催眠暗示によってゆっくりと肉体の機能を破壊されながら、カーラは妖しい香の見せる悪夢にうなされ続けていた。
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